HAPPY NEWS より 義足の小4 勇気の授業

d0116539_1557146.jpg


HAPPY NEWS受賞作品は素敵な素敵な記事ばかりです。
読んでいる方もそれぞれ感じ方があると思います。

私がその中で
「なんて素敵な本人・先生・児童たちなんだろう」と
感激したのが
未夏ちゃんの書いた作文「気持ちを伝えたい」が
読売新聞の新聞記事になった
義足の小4 勇気の授業です。
お時間の許す方は下に全文を載せましたので良かったらお読みください。



作文「気持ちを伝えたい」 (全文)

 私は、生まれつき左足がなくて、義足をつけています。
学校生活の中で、足がいたい時やプールの時など義足をはずす時があります。
 四月になり、一年生が入って来ました。一年生は、まだ入ったばかりで、私の事を知りませんでした。
 五月に運動会の練習が始まりました。体育館での時、半ズボンにはだしでダンスの練習をしていました。半ズボンだったので、義足をはめた足が目立っていました。その時、一年生が何人か集まって、
 「にせ物の足だ」
と言いました。
私は、すごくいやでした。
今までも、同じような事を言われてきたからです。
だから、いつも足が見えないように、長ズボンばかり着ていました。
そして、いろいろ言われるのがこわくて、にげるように義足をかくしていました。
本当は、何を言われても気にせずに、どうどうとしていたいと思っていたけど、その勇気がありませんでした。
だから「にせ物の足」と言われた時もがまんしていました。
授業が終わり、担任の先生に相談しました。先生は、
「一年生に足の事を話してみようか」と言いました。
私は、みんなの前で話せるか、自信がなくてまよっていると、先生が、
「話てみようよ」とはげましてくれました。
その夜、私は一年生に話す文を考えました。
内容は、「どうして足がないのか」とか、「みんなと同じことが出来る事」とか、「義足をはめた時は、どんな感じなのか」など、一年生にも分かるように書きました。
一年生教室に話に行きました。
三人の友達が、一しょに来てくれました。一年生は私の話を、
「すごい。」
と言って聞いていました。
その後、みんなの前で義足をはずした姿を見せました。
一年生は、びっくりした様子で私を見ていました。
その時私は、
「やっぱりここでやめようかな」と思いました。
でも私は、勇気を出して見せたり、質問をうけたりしました。
その質問は、
1 「走っている時義足は、はずれないの」と
2 「手じゅつをする時は、いたくないの」
などの質問です。
その時私は、こう答えました。
1つ目は、
 「ゴムみたいな所がすべり止めになるから、はずれません」
と答え2つ目は、
 「ねむっているから、いたくないです」
と答えました。
 1年生に、義足の事を分かってもらうために、話をして、いやだった事とか、分かってほしいこととか、自分の気持ちを伝えられたし、1年生の気持ちもよく分かったのでよかったです。
これからは、「にせ物の足」と言われないと思うと「ホッ」としました。
 勇気を出して話したことで、少しずつ自分の気持ちが変わりました。
いやだった半ズボンやスカートがいやじゃなくなり、どうどうとできるようになりました。
今では、1年生とも仲良く遊んだりしています。
だれも「にせ物の足」と言わなくなりました。 
先生や友達から、勇気をもらって、自分の気持ちを1年生に伝えられました。
ありがとうございました。
これから、新1年生や新しい友達と出会った時は、勇気を出してどうどうと、自分の気持ちを伝えたいです。 



この作文を書いた未夏ちゃんの将来の夢は作家だそうです。

4月からバスケットボール部にも所属して、パラリンピックを目標にしてるそうです。

作家を目指すきっかけは薬害の被害で「典子は、今」という映画にもなった熊本市の臼井のり子さんが3年前、小学校に講演で訪れ、著書をもらったこだった。両腕が不自由でも、一人で身の回りのことをこなす生き方に感動したからと言います。

「1年生に話してみようよ。」と声をかけた担任の先生
純粋な気持ちで話を聞いた1年生。
一緒に行ってあげたお友達。
分かりやすく話してあげて、義足をはずして見せてあげた未夏ちゃん・・・・・


心が震えた記事でした。
[PR]
by noripipi2000 | 2010-04-10 15:57